不妊治療 経緯④
不妊には原因があります。
それは本当に様々な原因だし複合しているかもだし、ただのタイミング的なものかもしれません。
ただ、普通に暮らしている中で子が授かれていないということは現実として向かい合わないと今のままです。
以前、体外受精で出産までいたった先輩から「するなら早いほうがいい」と聞かされました。
「僕らは違う」そう思っていました。
不妊治療を受けている時点で何も違いはないです。
不妊治療とは原因を否定しながら進んでいきます。
例えば、タイミング法の前には精子の検査をしてまずは男性不妊を否定します。
例えば、今は胚盤包移植を行っていますが、胚になることで受精障害を否定します。
こうやって様々なことを否定することで不妊の原因が浮かび上がってきます。
私の言葉で僭越ですが、体外受精とはそもそも論だと思うんです。
体外受精は、胚まで育てた後に子宮に戻します。
そもそも受精するのか、そもそも着床するのか、ここに至るまでに沢山の原因が否定されるわけです。
タイミング法や人工授精では見えてこない部分がとても多いです。
つまり、タイミング法や人工授精といった方法がお門違いということも充分考えられるわけです。
金銭的負担はとても大きいです。それとプライバシーも。
しかもそれに値する結果が出るとは誰も約束しません。
でも私は思います。
「するなら早いほうがいい」